凧は空に浮かぶ手作りのオブジェ。自然が引く凧糸の感触。手の届かないところで織り成す微妙なバランス。凧作りの奥深さは人を惹きつけるものがあります。

市販の竹を使っての凧作りのポイント

季節柄、全国各地で凧作り教室に参加される方、また、講師で行かれる方も多いと思います。

さらには、ご自分で凧を作られる方も多いのではないでしょうか。

そこで、ご自分で凧を作る、または、凧作りの材料を用意するときに、市販の竹を使う時のポイント(竹の加工の仕方)をお知らせします。

要は、市販の竹を適当な長さに切って、そのまま使うのではなく、多少矯正して使うということです。

市販の竹ひご

市販の竹は、削ってサイズを整えているために、真っ直ぐではありますが、強弱ができ、曲げたときにきれいなカーブを描いて曲がる竹が少ないのです。

それで、横骨として使うときは、左右対称になるように直してやらなければなりません。

その方法としては、竹ひごの強いところを手で曲げて、弱くしてやり、左右対称に曲がるようにします。

この方法は以前に記事で紹介しました。>>「竹の曲がりを治す」

縦の骨が1本の凧では、縦骨はきれいに曲がる必要はなく、特に弱いところがなければOKです。

しかし、横骨は左右対称でなくてはなりません。

ただし、精密機械を作るわけではないので、ほぼ左右対称ならOKです。

それと、左右対称であって、きれいなカーブを描く必要はありません。極端な話、くの字になっていても左右対称ならいいのです。

さらに、上の画像のように曲げてみて、確認するのですが、この場合、竹の真ん中付近の強弱は見てわかるのですが、左右の両端の強弱の差は意外とわかりにくいものです。

慣れれば、一度曲げただけで、全体の強弱が手の感触でわかりますが、慣れないうちは、端の方は別に曲げてみて強弱を調べるといいのではないでしょうか。

そしてもう一つの市販の竹の加工として、竹の厚さ(強さ)を調整することです。

例えば、六角凧なら、上の横骨に比べて、下の横骨を弱くしたいものです。

そんなときは、切り出しなどの刃物を使って、ほんの少し削ると、凧の性能が上がります。

この市販の竹の微調整(削り方)についても、以前に紹介いたしました。
>>「簡単な竹の削り方」

市販の竹ひごを使うと、簡単に凧を作ることができます。

そこで、市販の竹ひごを使うときに、もう一工夫していただくと、よく揚がる凧に仕上げることができます。

今年も、手作りの凧が、たくさん空に浮かぶことを願っています。
 

簡単な竹の削り方

竹(竹ひご)を少しずつ削っていく方法です。

少しずつしか削れませんが、初心者でもできる簡単な方法です。 



切り出しなどの刃物を竹ひごに対してほぼ直角にあて、竹ひごの方を引きます。

初めは、刃物を強く押さえすぎないことです。

それと、竹ひごを引っ張るときは、ゆっくりでもいいので、同じスピードで長く引っ張ることです。

竹に鉋(かんな)をかけるようなもので、この方法だと、刃物でケガをすることもほとんどないでしょう。


市販の竹ひごはサイズのバリエーションが少ないので、作りたい凧にピッタリの物というのはなかなか見つかりません。

そんなとき、自分で削って強さを合わせてみてはいかがでしょうか。

たとえば、六角凧を作るとき、横の骨は上が強く、下が弱い骨を使います。

同じ太さの竹ひごしかないときは、この方法で下に使う骨を削っていけば、バランスの取れた骨組みを作ることができます。

また、竹を割って骨を作るときの、最後の微調整もこの方法で行います。

竹の曲がりを直す

凧を作る場合、大切なのは左右のバランス(対称性)です。

市販の竹ヒゴや手割りの竹を骨として使うとき、左右が同じように曲がる骨にしなければなりません。

そんなに厳密な精度は必要ありませんが、竹を曲げてみて、見た目できれいなカーブを描くような竹を使います。

たとえば、「六角凧」や「ごんぼいか」では、縦の骨はいびつに曲がってもかまいませんが、横骨はきれいに左右対称に曲がる骨を使います。

しかし、市販の竹ヒゴでは、そううまく曲がる竹ばかりではありません。

そこで、いびつに曲がる竹は、手で直していきます。



所定の長さに切った骨を一度曲げてみます。

竹の皮を外側にするか内側にするかは、たこによって違うので、凧に貼るときと同じようにして曲げます。
(たとえば、1本糸目の六角凧の場合は、皮にノリを付けて貼るので、皮の方を外に向けて曲げます。)

曲げてみると、竹の強いところと柔いところがわかると思います。

そこで、竹の強いところだけをぎゅっと力を入れて曲げて弱くします。
強く曲げることで、竹の繊維を切り、その部分だけ曲がりやすく(弱く)します。

こうすると、市販の竹ヒゴでも無駄なく使えます。

自分で割って作った骨も、最後の調整はこの方法でするとかなりの時間短縮になります。

ただ、慣れていない場合は、いろんな所が気になって、あっちこっちと曲げて、時間がかかってしまいます。
それに、骨がだんだん弱くなってしまいます。

あまり神経質にならず、「だいたいこんなもんだろう。」というぐらいで止めておくことです。

多くの場合、凧はいろんなことでバランスを取るようにできていますから、多少の差は緩和させます。

しかし、この方法で、横骨の対称性を作るのと、作らないのとでは凧がまっすぐに上がる確率が大きく変わってきます。

市販の竹を使って凧を作る場合、特に「六角凧」の横骨や「ごんぼいか」など横骨のある凧を作るときは、横骨だけはこの方法で左右対称を作っていくことがおすすめです。

竹の幅決め

竹の幅決め

前記事で紹介した幅決めの刃物を使って、骨の幅を一定にそろえているところです。

一対の刃物を木に打ち付けて、その間に竹を通していきます。

刃物を木に打ち込むのが慣れないとなかなか難しいものです。

これを教えてもらったときには、職人さんが簡単にコンコンと打ち付けて、竹の幅をそろえたり、面を取ったりさせてもらったのですが、いざ自分で打ち込むとなると、何回打ち直してもうまくいきませんでした。

凧の骨は、厚みがあり、また、幅や厚さが一定の物とは限らないので、凧作りではあまり使われませんが、竹籠を作るときはこの刃物を使います。

今回購入したこの刃物は、たいへん使い易い刃物でした。

竹ヒゴを曲げる Part2

半田ごてで曲げる
以前、連凧の作り方のシリーズで、直接火にかけて曲げる方法を紹介しましたが、今回は、半田ごてを使って曲げる方法を紹介します。
直接火であぶる方法は、慣れれば速くできるのですが、慣れないと焼きすぎて失敗が多くなります。
半田ごてを使うと、少しこつをつかめば簡単に曲げることができます。

まず、曲げる範囲に印を付けます。(写真上左)
曲げるところを水で湿らせて、半田ごてに押さえながら竹を引っ張る感じで、熱をかけます。
温めたところを曲げるというより、曲げながら熱をかける感じです。

曲げた跡
曲げたところを内側から撮った写真です。

半田ごてで曲げると
曲げる半径を変えてしてみました。

上の2枚の写真は、熱をかけたところがよく分かるように、湿らさないで曲げました。
水で湿らせて、丁寧に曲げると、この程度の太さのヒゴなら写真ほど焦げ目は付きません。
後で、サンドペーパーで磨いて、若干焦げ目を消すこともできます。

この方法は、比較的狭い範囲を曲げるのに適しています。
長い区間を緩く曲げる(例えば、百足凧を作るときに1m程度のひごを円形にするなど)時は別の方法が良いかと思います。

竹を削るー微調整

微調整

竹を削っていて、あとほんの少しだけ薄くしたいときや
ガタガタした表面を滑らかにしたいときの削り方です。

刃物を竹に対して直角になるようして、竹を引きます。
まさに削り取るという感じです。

ただ、これを多用すると刃が痛みやすいので、私はこれをするときは専用の別の刃物でします。
(特に私の使う切り出しは厚さが薄く、刃先の角度が小さいのでなおさらかもしれません)

今回の「竹の加工」シリーズはこのあたりで一端止めようかなと思います。
今回は、一般的な竹の割り方なんかを紹介したつもりです。


凧作りといっても、骨を自分で削っての凧作り教室はほとんど見られなくなったと思います。教育の現場で刃物を使うこと自体がなくなっています。

苦労して作ると物に対する思い入れも多くなります。これも手作りの魅力かと思います。

凧の骨を作るのも、やってみるとなんとかなるものです。
ぜひ、竹を削って凧にして下さい。

ご紹介したいことはたくさんあるのですがまたの機会にいたします。

竹を削るー身を削る

身を削る

凧の骨の場合、身の部分を削って厚さを調整するときがいると思います。
角凧の骨で、下の方を細くしたり、奴凧では袖口の所を薄くしたりします。

そんなときは、一度に薄く削ろうとせず、下の図のように
まず、面を取るように角の部分を削って、真ん中の残りを削る
というようにすると、削り過ぎや節で刃物が止まってしまうことが少ないです。

削る手順

竹の削り方

面取り

写真は竹を削っています。というより、骨の面取りをしています。

凧の骨は少しでも軽く作りたいので、竹のかごと違って、やや深めに角を取ります。

刃物を竹に当てて、竹を引っ張って削ります。
刃物を持つ手は、向こうにやろうとはせず、竹を押さえて一定の角度を保つようにします。
変に刃物を動かそうとすると、長く削れなかったり、凧作り教室でするときなどは隣の人を傷つけるかもしれません。

初めに刃物を入れるときと、節をうまく越せないときは、鉛筆を削るようにして刃物を入れます。

(竹かごを作るときは、巾きめの刃物で、幅をきめたり面取りをしますが、それについてはまたの機会にします。)

竹を削る

切り出しの握り方

竹を削り方についてです。

まず、刃物の握り方ですが、私は写真のようにします。
切り出しを握って、腕を伸ばしたときに、刃が向こう側にくるように持ちます。

テニスとかのラケットの握り方で言えば、イースタングリップです。

それで、親指を刃の瀬にもっていきます。
この握り方で削ると、刃が自分の方に向いていないので、手を滑らせてもケガをすることが少ないです。

削るときは、片刃の切り出しを使います。私の切り出しは、刃を研ぐときに、仕上げの研ぎで、裏側の刃先に若干角度を付けます。そうすると刃が食い込むのが防げるのです。
(これは私流なので良いか悪いかはわかりません。)

竹をへぐ

へぎ方ー1へぎ方ー2

今度は、竹の厚さを決めるために、竹の身の部分を除いていきます。
つまり、竹の皮の部分と身の部分を分けるように、平たく割っていきます。

この身の部分を剥いでいくことを、私の地方では、割るとは言わずに、「へぐ」と言います。

へぐときは、写真上のように割るのと同じようにナタの背で調整しながら割っていきます。

このときも、竹の末から割っていきますが、節を越したすぐ後の所が薄くなりやすいので注意が必要です。

下の写真は、私のしている方法です。
竹を足に挟んで、割ると言うより、裂いていきます。
左手は竹を滑らせて行くので、布を巻いています。

太い竹をへぐときは、足の指では固定できないので、足で押さえつけるようにしてへいでいきます。

写真を見ると、我ながらどうもかっこが悪い。狭い縁台の上でやったせいもあるかもしれませんが・・・・申し訳ございません。
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