津軽凧で、鬼が描かれた絵です。
題材は、「紅葉狩り」だと思います。
「紅葉狩り」の話が何に載っていたか、わからなかったので、ネットで調べていたら、能狂言や謡曲・神楽の演目として、掲載されていました。
参考までにウィキペディア(Wikipedia)での掲載文は下記のとおりでした。
『紅葉狩』(能)
平維茂が従者とともに信濃国戸隠山へ鹿狩りに行き、紅葉狩りに来た美女たちに出会って、酒宴となる。実は美女たちは、戸隠山の鬼神の化身だった。酔って眠りこんだ維茂は、「鬼神を退治せよ」との八幡神の夢告を得て目覚め、正体を現した鬼神と闘って斬り伏せる。
このことから、下の人物は、平維茂(たいらのこれもち)のようです。
凧絵は、狭いフレームの中の2次元の世界ですが、物語を聞くと、その周りの空間と、人物の動きが伝わってくるようです。