私が「ぐにゃぐにゃ凧」を知ったのは、1970年代だったと思います。新聞記事を見たか、本で読んだかです。どちらが先かは、はっきり覚えておりませんが、たいへん衝撃的な凧でした。
当時は、ひたすら竹を削って、和凧を作っていましたから、なんて簡単に作れるのだろうと思いました。
それと、普通、凧は、風を逃がして安定を図る物なのですが、「ぐにゃぐにゃ凧」はまともに風を受けて揚がります。(その分、多少不安定な面がありますが・・)その発想が、私にはすごく意外に感じました。
少し前までは、小学校の国語の教科書に広井先生の文章で紹介されており、学校教材として、広く普及したようです。(現在は、販売量がかなり減ってきています。)
写真の凧は
一番上が、よく知られる形で、2本の骨を平行に貼った物です。
2番目は、下の方がやや細くなった形です。
一番下は、骨のないタイプです。(ぐにゃぐにゃ凧と言えるかどうかわかりませんが・・)
今回は、骨のあるタイプを紹介します。
作り方を、一口で言えば
「シートを切って、骨を貼って、糸を付ける」
といったところです。(どの凧でもこの一言で終わってしまいそうですが、あえて、簡単さを強調したいので言ってみました。)
では、実際の作り方は次回からといたします。