凧は空に浮かぶ手作りのオブジェ。自然が引く凧糸の感触。手の届かないところで織り成す微妙なバランス。凧作りの奥深さは人を惹きつけるものがあります。

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凧の紙・シート

不織布

先日、不織布の見本が届きました。
凧の紙としての不織布は、すでに教材用の凧に使われています。
私がこの紙(不織布)に出会ったのは、かなり前です。知り合いの建具屋さんが紹介してくれました。「破けない障子紙がある」というので,凧の紙として使ってみることにしました。破けない紙はあるはずはないので、破けにくい紙と言うのが正しいのではないかと思いつつ、実際に使ってみて、その強靱さには驚きました。

大きな分類として、不織布といっていますが、この凧の紙として使おうとしている物については、メーカーに聞いたところ「レーヨン紙」という名で回答がありました。

不織布というもの自体は、たいへん種類が多く、現在の生活の中ではあらゆる物に使われています。包装資材や医療用品、衣類など、その種類と用途の多さには驚きました。

その中で、凧に適した物を探してきたのですが、品質と価格の両面の制限があり、結構時間がかかりました。(といっても、適当なところで妥協しなければなりませんが・・)

この不織布のよいところは、和紙と比べてかなりの強さがありながら、水性または油性の絵の具で絵が描けることです。言いかえれば、「紙の風合いと、布の強靱さを持ったもの」です。

なんと、いいことづくめの紙、ということになりますが・・・

この不織布については次回に続けたいと思います。
コメント
レーヨン紙は何社か製造しているようですが、一般的に市販されているところは詳しくは分かりません。平米あたり70g程度のものは業務用の障子紙として扱われているようです。また、ウインドラブでは通販で、超強力紙といって販売しています。レーヨン紙の紙質については、次回記事をご覧下さい。
  • takoaki
  • 2006/06/24 10:12 PM
トーカイなどの洋裁店にて、売っているものとは、又違うもののようですね。
私が、手にいれたものは、イマイチ、厚く、通気度も高めでした。

メーカー、入手先なども、さしつかえなければ、教えてください。
  • ベアー
  • 2006/06/24 12:20 AM
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