先日、不織布の見本が届きました。
凧の紙としての不織布は、すでに教材用の凧に使われています。
私がこの紙(不織布)に出会ったのは、かなり前です。知り合いの建具屋さんが紹介してくれました。「破けない障子紙がある」というので,凧の紙として使ってみることにしました。破けない紙はあるはずはないので、破けにくい紙と言うのが正しいのではないかと思いつつ、実際に使ってみて、その強靱さには驚きました。
大きな分類として、不織布といっていますが、この凧の紙として使おうとしている物については、メーカーに聞いたところ「レーヨン紙」という名で回答がありました。
不織布というもの自体は、たいへん種類が多く、現在の生活の中ではあらゆる物に使われています。包装資材や医療用品、衣類など、その種類と用途の多さには驚きました。
その中で、凧に適した物を探してきたのですが、品質と価格の両面の制限があり、結構時間がかかりました。(といっても、適当なところで妥協しなければなりませんが・・)
この不織布のよいところは、和紙と比べてかなりの強さがありながら、水性または油性の絵の具で絵が描けることです。言いかえれば、「紙の風合いと、布の強靱さを持ったもの」です。
なんと、いいことづくめの紙、ということになりますが・・・
この不織布については次回に続けたいと思います。