写真は、前回紹介した凧の端の部分です。
角凧本体の両サイドや他の凧でも骨のない端の部分は、よく糸を入れて折り返して補強します。
小さい凧なら、折り返してノリで貼るだけで十分ですが、少しサイズが大きくなると、それだけでは破れてしまうことがあります。そこで糸を入れて補強するのですが、私は、糸を入れて貼る代わりに、フイルムの両面テープをよく使います。
(株)寺岡製作所のフイルム両面接着テープです。
普通の両面テープは薄い不織布でできています。簡単に手でちぎれる程度の強度です。上の写真の両面テープは、PET(ポリエステル)のフイルムテープでできています。少々引っ張っても切れることはありません。
タイトルで「切れない」と書きましたが、はさみで切れば簡単に切れるので、正確には「切れにくい」両面テープです。
ただし、両面テープだけを引っ張ると、テープの厚さ、幅ともに細くなって伸びてきます。しかし、紙に貼った状態で引っ張ると、両面テープが変形しにくくなるので、かなりの強度があります。
両面テープを貼って、上の剥離紙を剥がさず、まず折り目を付け、それから剥離紙を剥がして折り返せば、簡単に貼ることができます。いちいち、折り目を付けて、ノリで貼らなくて済むので大変便利です。