古い写真ですが、中学1年生の生徒が作った200連の連凧です。
教員をしているときに、授業で連凧作りをしました。
授業の目的は、協力して一つの物作りをするという実働体験よって、世間性を養っていくというものです。
(多少専門的な話になって申し訳ございません)
研究授業として発表したのですが、その時の資料が全く残っていないので、記憶をたどりながら紹介していきたいと思います。
学校という教育現場における物作りの一助になればと思っています。
学級目標が「協力」だったので、それを形に現す物を作ろうと言うことで、連凧作りをすることにしました。
目的はクラスで協力しての作品、ということなので、凧に名前を書くなどの、個人の痕跡は一切残さないようにしました。
できた物は、秋の遠足の時にみんなで揚げ、全校生に見てもらうことにしました。
授業計画は、週1時間の作業で、約2ヶ月間で行う予定でした。実際は、最後の方になると、間に合わせるために数時間余分に費やしました。
そして、教師サイドのねらいとして、苦労して作ることで本当の喜びを味わわせたいと考えました。そこで、骨も自分たちで削らせることにしました。
この骨作りは、大変困難を伴いましたが、授業のねらいを達成する大きな要因となりました。
連凧の作り方については弊ブログの「連凧の作り方」のカテゴリーをご覧下さい。