凧は空に浮かぶ手作りのオブジェ。自然が引く凧糸の感触。手の届かないところで織り成す微妙なバランス。凧作りの奥深さは人を惹きつけるものがあります。

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糸の取り方

糸の取り方

糸を購入した場合、上の写真のように、木管やプラスチックの芯に巻かれている物が多くあります。
また、巻芯のない「かせ」で販売されている物もあります。「かせ」は大きく巻かれた糸を束ねてあるもので、糸を取るときは、「かせ」を両手にかけて(手を巻芯の代わりにして)糸を取っていきました。
「かせ」から糸を取るときは、一人ではできないので、手伝ってもらったり、手伝わされたりした方も多いのではないでしょうか。

「かせ」であれ、芯材に巻かれた物であれ、取る方向によって撚りのかかり方が違ってきます。

製造段階では、巻芯が回って糸を取るので、巻いている状態では撚りはあまりかかっていません。
写真のように、ここから糸を取り出していくと、よりがかかっていきます。
よりをかけないように取るには、芯に棒などを差し込んで、横から糸を引いて、全体が回転しながら糸が出ていくようにします。

しかし普通は、上から取るのですが、糸が出ていくときにかかるよりが、撚った糸をさらに強く撚る方向にかかればいいのです。

上の左側の糸のように、円錐形で片方が細くなっている物(ミシン糸などはこの形が多い)は細い方から取れば、自然と撚りを強くする方向になっています。

写真の右側のように、天地が分からないものは、糸の撚り方(右撚りと左撚り)を見て、どちらから出すのがよいか決めなければなりません。
「かせ」になっている物も同じです。

小さい頃、「かせ」になった毛糸などを取るのを手伝わされました。もともといやな作業だったので、言われるままに手にかけてやっていましたが、「かせ」に表と裏があると知ったのは、自分が凧を作り始めてからでした。
その時、手伝ってもらった人は、たぶん嫌々していたのだろうと思います。

この糸の取り方は、より糸の場合です。組紐のときは、全く撚りがかからないように、巻いてある糸を回転させながら取り出して下さい。(参考)
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