凧は空に浮かぶ手作りのオブジェ。自然が引く凧糸の感触。手の届かないところで織り成す微妙なバランス。凧作りの奥深さは人を惹きつけるものがあります。

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中国のフータン(風弾)

中国の風弾(表から)

中国で買った風弾(フータン)です。
鮮やかな色遣いと、細かな竹の細工が中国らしいです。

中国の濰坊(いぼう)の凧メーカーを見学に行ったときに、見つけて買った物です。
向こうの会社の会長さんと話している内に気にいって買うことにしました。
話すと行っても、相手は中国語だし、私は中国語は分からないので英語混じりの日本語でした。でも、凧という限られた話題での話であり、身振り手振りを加えてなんとか通じたと思います。
このときは、フータンだけでなく凧について、たくさんのことを聞くことができました。

中国の風弾(裏)
フータンの前側(登っていくときに、凧の側)から見た画像です。

この手のフータンの原理は、糸を伝わって上に登り、糸目の結び目やストッアーの所まで行くと、羽根を引っぱっている糸が外れるというものです。

その糸をどう外すかというのが、それぞれ工夫しているところです。

このフータンは前側(登っていくと凧側)にフォークのような棒が出ています。それが障害物に当たると、てこの原理で羽根を引っぱっている糸を引っかけている棒が外れるようになっています。

この仕掛けは、話してくれた会長さんが考えたと言っていました。さらに、簡単にセットできると自慢していたようです。(中国語が分からないので、多分そうだと思います。)

たしかに、日本でこれと同じ仕掛けで作っているフータンを私は見たことがありませんでした。
それで、このフータンの構造が気に入ったので持って帰ることにしたわけです。かなり参考にさせていただきました。
コメント
凡爺さん。コメントありがとうございます。
「送飯」という名称からすると、いろいろな物を運んでいたのでしょうか。
爆竹や紙吹雪など、遊び心もってすると面白いでしょうね。
そう考えると、いろいろな発想が湧いてきます。
  • takoaki
  • 2008/11/02 11:13 PM
きれいな風弾ですね!中国では俗称「送飯」と呼ばれ、親凧に当たると紙吹雪が舞うものや爆竹を届けるものなど、遊び心を刺激し、古くから人気があったようです。
  • 凡爺
  • 2008/10/27 2:05 PM
実は、私もアメリカ製のフータンを持っていました。
パラシュートが付いていて、行き着くとパラシュートがとれて、下にゆっくり落ちてくるタイプです。
そのパラシュートにお菓子とか、賞品交換券なんかを付けて落とすようになっています。
ところが、それを探したのですが見つからず、紹介するに至りませんでした。
もし、ひょこっり見つけたら、紹介させて頂きます。
  • takoaki
  • 2008/10/02 9:49 AM
風弾シリーズ楽しく読ませていただきました。風弾は凧男の未知の分野です。興味深く多くのことが学べました。アメリカで凧を買ったら付録?としてプラスチック製の風弾が付いてきました。プロペラ型の風弾です。まだ使っていませんが…。
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