中国で買った風弾(フータン)です。
鮮やかな色遣いと、細かな竹の細工が中国らしいです。
中国の濰坊(いぼう)の凧メーカーを見学に行ったときに、見つけて買った物です。
向こうの会社の会長さんと話している内に気にいって買うことにしました。
話すと行っても、相手は中国語だし、私は中国語は分からないので英語混じりの日本語でした。でも、凧という限られた話題での話であり、身振り手振りを加えてなんとか通じたと思います。
このときは、フータンだけでなく凧について、たくさんのことを聞くことができました。
フータンの前側(登っていくときに、凧の側)から見た画像です。
この手のフータンの原理は、糸を伝わって上に登り、糸目の結び目やストッアーの所まで行くと、羽根を引っぱっている糸が外れるというものです。
その糸をどう外すかというのが、それぞれ工夫しているところです。
このフータンは前側(登っていくと凧側)にフォークのような棒が出ています。それが障害物に当たると、てこの原理で羽根を引っぱっている糸を引っかけている棒が外れるようになっています。
この仕掛けは、話してくれた会長さんが考えたと言っていました。さらに、簡単にセットできると自慢していたようです。(中国語が分からないので、多分そうだと思います。)
たしかに、日本でこれと同じ仕掛けで作っているフータンを私は見たことがありませんでした。
それで、このフータンの構造が気に入ったので持って帰ることにしたわけです。かなり参考にさせていただきました。