凧は空に浮かぶ手作りのオブジェ。自然が引く凧糸の感触。手の届かないところで織り成す微妙なバランス。凧作りの奥深さは人を惹きつけるものがあります。

不織布の生地

大きな奴凧
以前にも掲載したことのある奴凧です。
生地は不織布を使っています。

雨交じりの凧揚げ大会で活躍したのが、不織布でできた凧でした。
ポリシートやセール生地も雨に強いのですが、絵が描きにくいという難点があります。不織布だと、普通の紙で作るのとほぼ同じように凧を作ることができます。

不織布の特徴は破れにくいことにあります。特に水に濡れても強度が落ちません。この不織布と水に落ちない絵の具を使うと雨にも強い和凧ができるというわけです。
また、大きい凧を作る方は、よく使われています。凧が大きくなると、持ち運びの時に紙を破いたり、組み立て式の凧を何回も組み立てていると髪が傷んだりすることがあるからだと思います。
写真の奴凧は組み立て式であり、周りに骨のない切り端の部分が多いので、不織布を使いました。ただし、その分全体の重量が少し上がりました。

これから、この不織布についてお話をしていきたいと思います。

凧の生地 ポリシート

ポリカラーシート
凧の材料としてよく使われる、ポリシート(ポリエチレンシート)です。
ゴミ袋やポリ袋として、よく紹介されています。
現在は、写真にあるようなカラーシートが販売されています。

ポリシートの厚さはミクロン(1/1000弌肪碓未派修気譴泙后
上の写真のシートは50ミクロンのもので、キャラクターカイトや教材用の凧によく使われている物です。
身の回りにあるポリシートは、いろいろな厚さや質の物があり、一概にその特徴を説明することは難しいようです。

ローデンとハイデン
(左:ローデン 右:ハイデン)

スーパーの袋として使われている物は、普通のゴミ袋とは違って、薄くて硬く、半透明な物が多いと思います。(写真右)
ハイデンポリエチレンと呼ばれる物で、薄くても丈夫なので、30ミクロン以下の物が使われています。(買い物袋もだんだんと薄くなっているようです)
微風用の軽い凧を作るときに使用することがあります。
(「ぐにゃぐにゃ凧の作り方」では、このハイデンポリを使って作りました。)

ポリシートを貼り合わせるのには、セロテープや両面テープなどの粘着テープを使うか熱で溶着させることが多いようです。
粘着テープも、いろいろな幅の物が販売されており、特に両面テープは使い勝手のいい接着用資材だと思います。

凧の生地 リップストップ

セールクロス
リップストップ

凧によく使われている布で、ヨットなどに使われているセールクロスです。
格子状に強い糸が織り込まれているリップストップ構造(写真下)になっているのが特徴です。
凧の生地としては、最も軽くて強い素材といえるのではないでしょうか。

表面は樹脂でコーテュングされ、水分を吸収することがほとんどありません。(生地によっては若干吸収性がある物もある)
そのため、絵を描くことには不向きです。
主に、縫製によって柄を作っています。その分、絵の具で描いたのと違い、光をよく通し、遠くに揚がっても、凧のデザインカラーが冴えて見えます。

この、布で作る凧については、下記のページで詳しく紹介されています。

「Kite Making & Flying ミシンで楽しい凧作り」

凧の紙・シート 色付け

紙と色
上段左から ソフトタイベック、不織布(70g/)、不織布(50g/)
下段左から 和紙(楮:7匁)、和紙(楮:5匁)
顔料 ターナー社「ネオカラー」

凧を作るとき、絵を描くことを前提にすると、生地を選ぶ際は、「何で塗ればよいか」と言うことになります。

生地にそれぞれの特徴があるため、同じ絵の具で塗っても差が出てきます。

上の写真は、「ネオカラー」で塗りました。
水性でありながら、乾くと水にも強く、タイベックにも一応画けます。

写真ではあまり目立ちませんが、素材の差によって色が変わっています。
特に、タイベックは色がしみ込まないため、紙に描くように薄い濃度で塗ると、色が薄くなり筆ムラができてしまいました。タイベックに描くときはやや濃いめに溶かすのがよいようです。

凧の紙・シート タイベック

タイベック
写真は、「タイベック」の見本帳です。

「タイベック」は米国デュポン社が開発した不織布です。
軽くて、強度があり、水に強い、という特徴があります。
種類も豊富で、建築資材、農業用資材、医療用、さらに日常品まで、いたるところで使われています。
大きく分けて、ハードタイプとソフトタイプがあります。ハードタイプといっても、上質紙より少し硬い程度のものもあり、凧の紙としては、どちらも利用できます。
以前、ハードタイプで、「ファイター」(けんか凧)を作ったことがありますが、多少墜落させても破れることがなく、強くて軽いという点では、たいへん便利でした。
また、ソフトタイプを、大きい凧用に使っている方もおられます。

凧の紙としては、紙に近い材質で、強くて軽いという長所を持っています。
前回紹介したレーヨン紙よりも軽くなります。
ただし、単に軽くて、強い物を求めるのなら、セール生地(布)が一番だと思います。
(ここでいう軽重は、客観的な分析の結果ではありません。私の主観で、もし同じ大きさの凧を作るとして、凧に必要な強度のシートをそれぞれの材質で選んだ場合の重さで比べています。)

もう一つは、水に強いという特徴があるため、水性の染料やインクが載りにくくなります。それと、シートが絵の具を吸わないので、筆ムラができやすくなります。

すべての素材に言えることですが、一長一短があるということです。
そのため、よりよい物や自分が使いやすい物を求めて行くと、その道は限りなく続いてしまいます。私も、あるとことで妥協したり、また求めて進んだりの連続です。
これは、物作りのおもしろさでもあると共に、ある面怖さでもあると思います。

凧の紙・シート 不織布

不織布自体は、種類が多く一概に説明することは難しいので、私が凧の紙として選んだもの(レーヨン紙及び湿式不織布)についてのみ紹介いたします。

製品名としては、「タフトップ」「サンアップ」「サンモア」という3点については現物を調べることができました。
1平方メートルあたりの重さは70g程度の物が障子紙として使われているようです。
大きな凧には、70g/屐⊂さな凧には、50g/崢度のものが適していると思います。
大変強い紙であり、水性の絵の具でも絵を描くことができ、大きい凧や教材用としては便利なものとして使えるのではないでしょうか。
しかし、和紙とは異なる点もあり、それらを知った上での使用が望ましいと思います。

全体的に言えることは、目が粗いという点です。色を塗っていくと、絵の具が紙の裏に落ちていく感じです。
30g/屬里發里世函薄いため、タバコの煙を吹きかけると、裏に少し通っていくほどです。

紙が強い分、縮む力も強くなります。弱い骨で貼った凧だと、太陽の光が当たり、温度が上がってくると紙が縮んで、骨が曲がって、凧が反り返ってしまうこともあります。(色を塗ってから骨を付けたり、普通の強さの骨だとそう問題にはなりませんが)

また、腰が強く、一度折っても、折り目が開いてくる感じです。
凧の縁を折って貼るときは、普通に木工用ボンドなどで貼っても、時間が経つと、貼ったところが剥がれて開いてきます。
そこで、貼ったときに、すぐにアイロンをかけて、ノリを固めてしまうとうまくいきます。

それと、紙質とは関係ありませんが、一般的に販売しているところが少ないということです。特に、ロール紙での流通が多く、和紙のように決まったサイズにカットした物がほとんどありません。
螢Εぅ鵐疋薀屬任錬沓娃隋伸屬裡械娃躊きを販売していますが。これなら、お近くの建具屋さんに聞いてみればあるかもしれません。

紙・シートすべて、それぞれに特徴があります。まずは、一度手にしてみることが一番でしょう。「百聞は一見にしかず」です。

もう少し続けて、この「紙・シート」についてお話をさせていただきたいと思います。

凧の紙・シート

不織布

先日、不織布の見本が届きました。
凧の紙としての不織布は、すでに教材用の凧に使われています。
私がこの紙(不織布)に出会ったのは、かなり前です。知り合いの建具屋さんが紹介してくれました。「破けない障子紙がある」というので,凧の紙として使ってみることにしました。破けない紙はあるはずはないので、破けにくい紙と言うのが正しいのではないかと思いつつ、実際に使ってみて、その強靱さには驚きました。

大きな分類として、不織布といっていますが、この凧の紙として使おうとしている物については、メーカーに聞いたところ「レーヨン紙」という名で回答がありました。

不織布というもの自体は、たいへん種類が多く、現在の生活の中ではあらゆる物に使われています。包装資材や医療用品、衣類など、その種類と用途の多さには驚きました。

その中で、凧に適した物を探してきたのですが、品質と価格の両面の制限があり、結構時間がかかりました。(といっても、適当なところで妥協しなければなりませんが・・)

この不織布のよいところは、和紙と比べてかなりの強さがありながら、水性または油性の絵の具で絵が描けることです。言いかえれば、「紙の風合いと、布の強靱さを持ったもの」です。

なんと、いいことづくめの紙、ということになりますが・・・

この不織布については次回に続けたいと思います。

海外の和紙

和紙を見る

中国製の和紙です。
凧の紙として取り扱えることができるか、試しているところです。

現在、海外で製造された”和紙”は、多く流通されています。
和紙の材料自体が、国産は少なくなっています。

手漉き和紙といわれる物は、本来、いくつもの行程を経て、それぞれの職人さん達の技術の支えによってできています。
つまり、材料の栽培から、紙の製造まで、多くの人たちの努力の結晶だと思います。

でも、紙を見るだけでは、その善し悪しを分別をすることは難しいと思います。(重さについては秤にかければすぐ分かりますが)

今回送られてきた和紙も、凧用として使えるかどうか、実際、凧として仕上げてみたり、破いてみたり、水につけたり、いろいろと試してみました。

今回、調べた結果は、教材用としては、もう一つかな・・・
色を塗ると、よくにじみますが、その分、紙が柔らかい。絵を描いていると絵の具を塗って濡れた所の紙が破けそうです。慣れた方にとっては、少し価格の安い、昔ながらの手漉き和紙といったところですか・・・

ただし、すべては、私の主観です。
特に紙は使う人の好みの差がでます。(人の好みと同じようです。)

凧の紙

坂田金時 ふつう和凧に使う紙といえば和紙です。しかし、和紙といってもその種類はあまりにも多く、各製紙会社が漉いている紙の一つ一つに個性があります。自分の納得のいく紙に巡り会うためには、かなりの時間と経費がかかるようです。
 紙を選ぶには観点があります。どれを中心に選ぶかでしょう。
 ・強さ
 ・軽さ
 ・色の発色
 強さを求めるのなら不織布の障子紙があります。和紙の風合いを残し、かなりの強度があります。ただ、やや重くなります。
 軽さを求めるのなら楮(こうぞ)や三椏(みつまた)で漉いた和紙の薄い物です。(ただ、紙を軽くするだけでは凧は軽くはならないのですが)でも、もっとも軽くて強いものはリップストップといわれる布です。ただし水性絵の具では描けません。
 色の発色、または塗りやすい紙についてですが、これはどんな絵の具で描くのか、またはどんな風合いの絵を描くのかによります。その分、人それぞれの好みがあると思います。凧の絵を描く人にとってはこだわるとこです。
これについては後述というこにします。
 では、初めて凧を作る人はどうすればよいか。
・市販の障子紙で十分です。
・凧の資材を販売しているところで、凧の大きさや種類に合わせた物を聞いて購入する。
 というのがよいと思います。初めはあまり深く考えない方がよいと思います。紙が悪いから凧が揚がらない、ということはほとんどありません。(ただ、一部の凧には紙質が影響することがあります)私はハトロン紙で凧を揚げていたのですから・・

凧の資材を販売しているサイトを紹介します。
 「風と遊ぼう」  http://www.windlove.net 

凧に適した和紙を販売しているところをご存じの方はコメントいただければ幸いです。
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